2016年04月23日(土)

「蛇が一番狡猾であった・・『あなたがたは、園のどんな木からも食 べてはならない、と神は、ほんとうに言われたのですか』」創世記 3:1


「神は本当に言われたのですか」、サタンが私たちにしょっ中、吹
き込んで来る思いだ。エバに「どんな木からも食べてはならない、
と神は、本当に言われたのか」とエバに近づいて来た。サタンは非
常に狡猾だ。神の命令はアダムに与えられたので、エバはアダムか
ら聞いたが、また聞きで、直接神から聞いていない。

そのため蛇はエバに近づいた。いきなり神を否定して来るなら、エ
バも警戒する。又、神の言葉は嘘だと、最初から言うなら心をガー
ドする。だが、神も、神の言葉も認めている。その上で、神は「ど
の木からも思いのままに食べてよい」と言ったが、蛇は「どの木か
らも食べてはならない」と変えて来た。

「食べてよい」を「食べてはならない」にして、暗に神は心が狭く、
ケチだと、神の愛を疑わせようとした。その時に、「本当に?」と、
本当に神の言葉をそのまま信じて良いのか、自分で考えてみろと言
うのが誘惑だった。自分で判断すべきだと。御言葉に対する疑いを
起こして来る。

人間が神の言葉の上に立って、正しいか正しくないか、信じるに足
るかどうかを判定し、受け入れるべき言葉を取捨選択するようにと。
理性で考えるようにと。これが蛇の誘惑だ。肉の理性、価値観、経
験、感覚で判断するようにと。都合良い御言葉を取れば良いと。

「神のようになる」、自分が神になり、判断する、その誘惑をわき
まえて、へりくだって、御言葉の下に立ち、聞き従おう。その時サ
タンは何も出来ない。

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天に帰るまで、地上にいる間は、霊の戦いだ。狡猾なサタンが、腹
をすかせたライオンのごとく、私たちを虎視眈々と狙っている。そ
の事をよくわきまえ、祈っていよう。疑い、争い、分裂を起こして
来る背後のサタンを識別できるよう祈ろう。