2017年08月24日(木)

「こうしてボアズはルツをめとり、彼女は彼の妻となった」ルツ4:13 



ナオミは夫と共に飢饉の際に、ベツレヘムを離れ、モアブの地に移
住した。だがそこで夫と二人の息子が亡くなった。歳月経てナオミ
は帰郷の決心をする。二人の嫁に実家に帰るよう勧める。しかし嫁
ルツは決心堅く、ナオミの背後の神を見て、同行する。そしてナオ
ミを助けて、落ち穂拾いをし、懸命に働く。

ナオミは、そんなルツの先の事を祈り、よく考えた事だろう。ルツ
に親切にしてくれるボアズの事を聞いた。彼は、親戚でもあり、彼
こそがふさわしい相手と考えた。それでナオミはボアズに買い戻し
を願うようルツに指示し、ルツは姑の言うその通りに従った。

すると彼は、更に近い親類が権利を放棄するなら、自分がルツを買
い戻すと。その時ナオミは、必ずボアズがルツを買い戻す事、それ
が御心であり、成就する事を信じた。それで、どうおさまるか待っ
ているように、と確信を持ってルツに言えた。

動き回らず、何かするのでなく、思い煩うのでなく、ただ待てと。
肉の働きをストップする事だ。これが非常に難しい。どうしても自
分を救うために、動いてしまう。じっと待つより、その方が楽なの
だ。目に見えない神を、ただ待ち望む事は難しい。又、それは、手
をこまねいているのではなく、示された事はして、待つという意味
だ。

ルツは自分のなすべき事をした。だからこそ、次にすべき事はそこ
で安んじ、ただ神がされる事を、祈りの内に待てばよい。そして事
実それは成就した。あなたにも、今、示された事をなし、後は神を
待ち望めと、言っておられるだろうか。
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御心を求める祈りと同時に、神が働かれる時も定められていること
を覚えていたい。それまで神の時を計りながら目の前にあるいつも
の御心を忠実にしていきたい。