2017年09月23日(土) 「地震のあとに火があったが、火の中にも主はおられなかった。火 のあとに、かすかな細い声があった」T列王19:12
「地震のあとに火があったが、火の中にも主はおられなかった。火 のあとに、かすかな細い声があった」T列王19:12
エリヤはバアルとの熾烈な戦いで、奇跡的な大勝利を遂げた。し かし、怒ったイゼベルはエリヤ殺害を命じた。その脅しに恐れをな して、エリヤは逃げ出したのだ。あれほど勇敢に戦い、勝利したエ リヤの信じられない行動だが、霊的勝利の後は、特に危険と言われ ている通りだ。 戦っている最中でなく、勝利の後にサタンが襲う。特に大きな事を 成し遂げた後こそ、身を引き締め、慎み、へりくだって更に神に拠 り頼む必要がある。あの信仰と祈りの人、勇敢なエリヤが、怯えて 自分の命を救うために、逃がれた。この事の原因は、イゼベルの言 葉だった。神の言葉よりイゼベルの言葉を受け入れてしまった。ど の言葉を聞き、どの言葉を捨てるかは極めて重要だ。 受け入れた言葉に、自分が飲み込まれてしまう。私たちは、どの言 葉を心に入れているだろう。神の言葉か、不安や思い煩い、又、高 慢なサタンの言葉だろうか。常にサタンは妨害して来る。神はエリ ヤを眠らせ、食事をとらせ、十分な休息を与えられた。まず身体の 回復を与え、ホレブの山に向かわせ、山の上で主の前に立つように 命じられた。 エリヤはその細い御声に耳を傾けた。神はエリヤの思い込みの間違 いを正し、エリヤに新たなる使命を授けられた。死を願っていたエ リヤだったが、再び、神の使命を成し遂げるために、立ち上がる事 ができた。スランプから脱出するためには、身体的休息を取り、神 の御前に静まり、細い御声にじっと耳を傾けることだ。神との交わ りから、新しい力が湧きいずる。再び立ち上がれる。 ・・・・・・・・・・・・ 心身疲れ果てた時は、まず休息が必要だ。正常に思考できるために も、主は、まず休息を与えて下さる。主の御胸の中で憩い、休もう。 そして回復した時に、主は御声をかけて下さる。耳を澄ましてその 主の御声を聞こう。励まして新たなる御心へと導いて下さる。