2018年11月23日(金) 「私の助けは、天地を造られた主から来る」詩篇121:2
「私の助けは、天地を造られた主から来る」詩篇121:2
都上りの歌となっていて、エルサレムへ巡礼の旅に出る時のものだ。 「山に向かって目を上げる」、これから上って行かねばならない、 困難な険しい山々だ。エルサレムは遙か彼方であり、幾つもの山々 が行く手を阻んでいるかに見える。当時の旅は、今では、想像もつ かないほど困難且つ危険なものであった。 今のように、ちょっと都へというわけにはいかない。途中で病気に なったり、けがをしたり、又、盗賊に襲われる危険もある。命にか かわり、無事に帰れるかどうかもわからない。そんな中で何が助け になるのか。目の前に立ちはだかる困難に「助けはどこから来るの か?」との問いになった時に、私の助けは「主から来る」と答えが 来る。 ある人が、学校の試験で不正をしてしまった。カンニングをし、そ れは大きな罪責感となって、心がふさがれ、心さいなまれた。苦し くてたまらなかった。大きな山のように、心に立ちはだかった。辛 くて苦しくて祈った時にまさに「山に向かって目を上げ」「私の助 けはどこから来るのか」の心情だった。その時に、助けは「主から 来る」と語られた。 主からの答えだった。嬉しかった。悔い改めて、勇気を持って担任 に話し、謝った。担任は受け止め善処してくれた。心底の平安を経 験した。私たちも山のようにそびえ、行く手を阻む悩み問題を通る 事がある。しかしすべての状況も主の御手の内だ。どんな時も「助 けは主から来る」、天地を造られた主だ。主のもとへ行き、ありの ままを祈ろう。 -------------- 助けはまどろむことも眠ることもない天地を造られた主から来る。 出来る出来ないを自分の問題としてしまわず、ゆるぎない信仰を持 って主に頼り祈ろう。