2019年03月24日(日) 「そして、ふたりが舟に乗り移ると、風がやんだ」マタイ14:32
「そして、ふたりが舟に乗り移ると、風がやんだ」マタイ14:32
主は弟子たちを「強いて」舟に乗り込ませ、向こう岸に行かせられ た。強制的だった。試練に会わせられた。彼らは、向かい風に漕ぎ あぐねて、立ち往生し、どうにもならず悪戦苦闘していた。困難で 前に進めずに、四苦八苦している状況だ。彼らは自分たちの力で懸 命に戦っていた。私たちも問題に、どうしてよいかわからず、方策 尽きて行き詰まる。 主は「ひとりで山にのぼられ」弟子たちのために祈っておられた。 いつも私たちのために執りなしていて下さる。そして、パニックに なっている「彼らのところへ行かれ」、「しっかりしなさい。わた しだ。恐れることはない」と御声をかけられた。私たちも恐れでい っぱいだ。波を恐れ、目の前の状況を恐れ、人を恐れ、将来の事を 恐れ・・そんな私たちにも御声をかけて下さっている。 「恐れることはない」。なぜ、恐れるのだろう。それは、常に共に いて下さる、主を見失なうからだ。一緒にいて下さるのにわから ない。凄まじい目に見える状況に飲み込まれると、それしか見えな い。状況だけだ。背後にサタンが働く。心騒がせ、不安ばかりが募 り、おじ惑う。今、目の前の厳しい状況に、不安と恐れでいっぱい だろうか。思い煩いしかないだろうか。 主は「わたしがともにいる」と、「恐れるな」と言っておられる。 主が舟に乗り込まれた途端、風が止んだ。状況でなく、主を見て、 御言葉を心に受け取る時、心の嵐がおさまり、心に平安が臨む。 ・・・・・・・・・・・・ 突如の厳しい状況が臨むと、パニックになってしまう。主も、御言 葉も飛んでしまい、思い煩いにおおわれ、心が重く暗くなる。しか し主は御声をかけていて下さる。今も「しっかりしなさい。わたし だ。恐れることはない」と。御言葉を受け入れられるよう祈ろう。