2021年07月24日(土)

「そして、ヨアブは民の登録人数をダビデに報告した。全イスラエ ルには剣を使う者が百十万人、ユダには剣を使う者が四十七万人で あった」T歴代21:5



ダビデはサタンに誘惑され、その誘惑に負けて人口調査の罪を犯し
てしまった。「サタンが、ダビデを誘い込んで」とあり、単なる国
勢調査をしたのではない。国内の人口を調べる事は悪くない。なぜ
罪となったのか。それは、兵力を、軍事力を調べるためのものであ
った。つまり主の恵みと主の力に拠り頼むのではなく、自分の力、
自分の兵力により組織し、戦いを進める事であった。

ダビデが「大きな罪を犯した」と言ったように、それは重大な罪で
あった。ヨアブは神に対する罪と悟り、ダビデに進言し、人口調査
を思い止まらせようとした。しかしダビデの思いは強く、ヨアブを
退けて、強行して行く。人の計算や、軍事力を使って行くなら、神
無しで歩む事であり。信仰は必要無くなる。

ダビデの心の奥に潜む、自分はどれほどの力があるのかとの思いが
あり、それを兵力で量ろうとする。そこに自力に頼む野心があり、
自分を誇る高慢があった。サタンの誘惑の根本は、主が王なのか、
自分が王なのかという事だった。アダムとエバに、エデンの園で、
サタンの誘惑が臨んだ。

その真の問題点は「それを食べると、あなたが神のようになり」だ
った。自分は神になれるのだと。つまり主に従うのではなく、自分
が主となり、自分の思い通りに、自分の好きなように生きて行ける
のだと。私たちにも常にこのサタンの誘惑、攻撃が来ている。肉は
自分の思い通りに生きたい。そこにサタンが乗じてくる。主を仰い
で、絶えず助けを求めよう。主を王として従えるよう祈ろう。

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救われた後も、古い性質があり、肉はどこまでも自分の栄光が欲し
い。そこにサタンは巧みに誘惑して来る。祈りにより、御霊の気づ
きが与えられる。祈っていよう。心の王座に自分が座るのでなく、
主に明け渡して行けるよう祈ろう。そこに一番の平安と喜びがある。