2021年11月23日(火) 「わたしは、あなたがたにわたしの平安を与えます。わたしがあな たがたに与えるのは、世が与えるのとは違います」ヨハネ14:27
「わたしは、あなたがたにわたしの平安を与えます。わたしがあな たがたに与えるのは、世が与えるのとは違います」ヨハネ14:27
ある人の勤める会社が不景気の中、倒産してしまった。妻子を抱 え、 貯えも余りなく、途方に暮れてしまった。とにかく次の仕事を探し に探した。当時、不況だったので、なかなか仕事も無く、しかし状 況はせっぱ詰まっている。必死で探し求めるが、不合格が続いた。 クリスチャン夫婦だったので、二人で心を合わせて、真剣に祈っ た。 どうすれば良いのか。子どもたちを抱えて、悶々の不安な日々が続 いた。貯えも底をついて来て、段々恐れとなって行った。夫婦で 「次の礼拝で、導きを、指針を与えて下さい。それに従います」と 心合わせて一週間祈った。そして礼拝に出席した。 その日の礼拝のテーマは「感謝」だった。「すべての事について感 謝しなさい」「あふれるばかりに感謝しなさい」夫妻共にメッセー ジの一言一言が心にしみ入った。そして祈った通りに主に従うべ く、 感謝を献げた。「主よ。今、仕事が無いことを感謝します。必ず与 えて下さることを感謝します」と祈った。すると不思議が起きた。 あんなに不安と恐れ、思い煩いにさいなまれた心に平安が臨んだ のだ。 まだ仕事は無いのに、心が平安になってしまった。まさに夫婦で 「主の平安」を経験した。世が与えることのできない、持とうとし ても持てない平安だった。感謝が溢れて、喜びが来た。そしてそ の後良い仕事が与えられた。何より、主を新たに知る恵みにあず かった。 ------------ 世が与えることのできない、持とうとしても持てない平安を、私た ちは主から直接与えられる。何という慰め、感謝だろう。恐れや心 配の中でも、心の底にはいつも喜びがある。主が共におられるから だ。