2022年06月23日(木)

「手で水をなめた三百人で、わたしはあなたがたを救い、、ミデヤ ン人をあなたの手に渡す。残りの民はみな、それぞれ自分の家に帰 らせよ」士師記7:7



ギデオンの時代に、イスラエルはしょっ中、侵略を受け、非常に苦
しい状況にあった。主はギデオンを用い、民を率いて、諸国と戦わ
せようとされた。呼びかけに32,000人が集まった。だが相手は135,
000人もの大軍で、圧倒的に不利で、到底勝ち目はない。

しかし、主は極めて不可解な事をされた。ギデオンに、兵士の数が
多過ぎるから減らすよう命じられたのだ。最終的に残ったのは、た
ったの300人だった。135,000人に対して300人。だが、その300人で
戦った結果、ギデオンの大勝利となった。

この時、主は減らす理由に「大人数だと自分の手で救ったと、自分
を誇るから」と言われた。この戦いの勝利が人でなく、主の力によ
るものと明確にするため、あえて数を減らされた。私たちは、自分
がもっと強く、能力、体力、財があればと思うだろうか。だがもし
強ければ、主の働きを自分が奪い、自分の力で、自分を誇り、自分
の栄光にしてしまう。

信仰的体験さえも肉は誇る。パウロは第三の天に引き上げられると
いう、誰も経験した事のない特別な恵みを受けた。そのためパウロ
は、誇らぬよう、高ぶらないように、とげが与えられたと言ってい
る。苦しく辛いとげであったが、それによって高慢の罪から守られ
た。高慢はどうにもならない。

自力で高ぶらないでおこうとしても出来ない。その高ぶりからの守
りは、何と恵みであり感謝だろう。そして「わたしの力は弱さのう
ちに完全に現れる」と弱さを認める時、それは恵みであると、更に
素晴らしい啓示を受けた。
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主に頼ることが勝利の秘訣だと頭でわかっていても勢いのある時は
自分の力でやってしまう。そして満足していることにも気づかない
だろう。弱さを覚えて主に頼ろう。主が成し遂げてくださる。