2023年02月21日(火)

「・・その人はイエスが言われたことばを信じて、帰途についた」 ヨハネ4:50



ある役人の息子が重い病気になった。あらゆる方策を講じたが、も
う打つ手が無かった。まさに危篤状態だ。主イエスの噂を聞き、父
親は主のもとへ来て、息子をいやして欲しいと伏して願った。する
と主はその必死な父親に対して「あなたがたは、しるしと不思議を
見ないかぎり、決して信じない」と言われた。「見ないと」信じな
いと。

父親が願ったのだが、「あなたがたは」と言われ、周囲にいた人々
にも言われた。しかし父親は尚も切に、来て頂くよう懇願した。そ
の時、主は「帰って行きなさい。あなたの息子は直っている」と言
われ、すると彼は、主が「言われたことばを信じて」帰途につい
た。信じたのだ。その途中で、しもべと出会い、息子が直ったこと
を知った。

主が、あなたの息子は直っていると言われた同時刻である事に非常
に驚いた。ここで主は「見たから信じる信仰」と「聞いて信じる信
仰」の事を言われ、父親は「聞いて信じ」たのであった。その前
に、主が過越しの祭りで、エルサレム滞在時に、沢山の人々が主の
行われた「しるしを見て」御名を信じた。

ところが主は、その人々のご自身をお任せにならなかった。つまり
信頼されなかった。なぜなら見て信じるなら、奇跡を見る間は信じ
るが、奇跡が見られず、そして自分の思い通りでないなら、信じな
くなるからだ。その通りに多くの者が離れ去り、主と共に歩かなか
った。

父親は御言葉を聞いて信じて、帰って行った。幸いな「聞いて信じ
る信仰」に歩めるよう、祈り求めよう。主は取り扱い、導いて下さ
る。
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今はまだ見てはいないけど、主の最善を信じて祈れる事は感謝だ。
待ち望む間も主のご計画と信じたい。たくさんの御約束を聞いて、
信頼する信仰を主に求め、備えられている恵みを受け取ろう。