2023年06月23日(金)

「信仰によって、アベルはカインよりもすぐれたいけにえを神にさ さげ、そのいけにえによって彼が義人であることの証明を得まし た。」ヘブル11:4



「カインのようであってはいけません」と言われている。カインは
アベルを殺してしまったのだが、なぜ兄弟を殺したのか。自分の行
ないは悪く、兄弟の行ないは正しかったからと。単なる兄弟げんか
ではなく、主への献げ物のことだった。アベルの献げ物は受け入れ
られ、カインの献げ物は退けられた。

カインは激怒し、その怒りが、献げ物が受け入れられたアベルへと
向かった。それは妬みとなり、妬みは憎しみへと増幅した。その結
果、カイン殺害という大変な罪を犯してしまった。アベルは最良の
雄羊の初子を、それも自分自身で持って来た。それは、アダムとエ
バに皮の衣を着せて下さったように、犠牲の動物により神に近づけ
る事を示されていたので、全焼のいけにえを献げた。

自分自身で礼拝行為として献げた。それはアベルの信仰によること
だと。しかしカインはそうでなかった。主も、正しく行なったので
あれば、受け入れられると言われた。カインも、顔をまっすぐ上げ
ていたのでなく、「顔を伏せていた」、つまり正しく行なえていな
かったわけで、そこで、悔い改めて、献げ直せばよかった。

主は、罪は戸口で待ち伏せしているので、それを治めよと警告され
たが、カインは、罪に支配を任せてしまった。私たちも、主に拠り
頼み、罪は悔い改めて、悔い改め続けて、歩もう。常に悔い改めの
機会が与えられている。そして豊かな赦しが備えられている。カイ
ンのようになるなと、言われている。
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正しい人を見ては妬み、自分が正しいと思えば傲慢になり、どこま
でも陰険だ。でも罪を示されたなら素直に悔い改める道がある。悔
い改めて、悔い改めて正しい主との関係の中にいよう。