2023年10月24日(火)

「私はあなたのはしためルツです。あなたのおおいを広げて、この はしためをおおってください。あなたは買い戻しの権利のある親類 ですから。」ルツ3:9



ナオミ夫婦は飢饉のため、故郷から偶像の地モアブに移住した。そ
こで時を経て、夫も二人の息子も亡くなった。飢饉も終わり、帰郷
を決心した時に、嫁のルツがナオミについて来た。ルツ自身も神を
信じ、従った結果であるが、ナオミはそんな嫁ルツの将来のことを
よく祈り考えた事だろう。

ルツが生計のために、落ち穂拾いに出た時に、ボアズが、異邦人ル
ツに目をかけて、よくしてくれた。親戚であり、親切で誠実な人柄
に、ルツの夫にふさわしいと考えた。そこでナオミはルツに指示を
与え、ルツはナオミの言葉の通りに従った。ボアズに買い戻しを願
った行為だった。

するとボアズは、更に近い親戚がいるので、彼がその権利を放棄す
るなら、自分が買い戻すと言い、どこまでも誠実だった。まだ結果
が見えない先に、ナオミは必ずボアズがルツの夫になると信じてい
た。そこでルツに「どうおさまるかわかるまで待つように」と言え
た。動き回らず、そのための行動を取らず、ただじっと待てと。
肉の動きをするなと。

私たちもここで学ぶ事ができる。まず御心を求めて祈ること。なす
べき事が主から示されたなら、その通りに従うこと。そして従った
なら、あとは主にゆだねて待つこと。祈り、従い、待つ。ルツがナ
オミに従い、待った結果、近い親戚は断って来て、ボアズとの結婚
に導かれた。今、なすべき事を果たし、主をじっと待つ時だろう
か。
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自分の思いやこの世で培った身を守る方法などを主の前に捨てる事
はどれほど難しい事だろう。祈り、従い、待つ・・今どの過程だろ
うか。主に委ねていけるよう、時をよく悟れるよう、主の邪魔をし
ないよう、祈っていたい。