2024年01月24日(水)

「何事でも自己中心や虚栄からすることなく、へりくだって、互い に人を自分よりもすぐれた者と思いなさい。」ピリピ2:3



ある人が、仕事上で大きなプロジェクトに関わっていた。だが議論
を詰める中で、自分のプランと異なる意見が出て来て、まさに真向
からの反対意見だった。各々が自分の意見こそは絶対に良いと思っ
ているので、もろに意見が対立し、衝突した。議論になると、自分
は正しいと思っているので、負けたくない。自分の意見が通らない
と、イライラし、怒りが出て来る。どうしても相手を打ち負かそう
としてしまう。

しかし心は重く、平安が無く、暗い。帰宅して、まっすぐ主の御前
に行き、祈りの時を持った。いら立つ心、人への怒り、人を裁き、
責める心の内も告げて、祈っていた。その時に、「すべての事につ
いて感謝しなさい」と、日頃よく知っている御言葉が心に浮かんだ
が、心に響いて来て、主が語っておられるのがわかった。

「すべての事」について感謝せよなので、今のこの事態にも、反対
する人々をも感謝せよと。腹が立って、感謝など無理と思ったが、
しかし思い直し、やはり主に従いたいと、心を決め、感謝しますと
祈った。すると不思議に、荒れた心がすーっと落ち着いた。主に焦
点が合い、心が平安にされた。自分が変えられた。

「自分が、自分が」と、主も、人も、差し置いて、へりくだりなど
全く無く、何と恐ろしく自己中心で、高ぶっていたかを見せられ
た。悔い改めて、主にすべてを委ねることができた。結果的に、大
変祝福して下さって、そのプロジェクトは大成功をおさめた。しか
し自分が主に取り扱われ、変えられた事が何より嬉しかった。
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主に祈らずにはおれない。そして祈ると悶々と真っ暗な中に御霊の
導きによって光が差し込む。主はいつでも教えてくださる。人では
なく自分自身が変えられたい。