2024年11月23日(土)

「わたしがあなたがたを引いて行ったその町の繁栄を求め、 そのために祈れ。そこの繁栄は、あなたがたの繁栄になるの だから」エレミヤ29:7



エレミヤの時代、イスラエル王国はアッシリヤに滅ぼされ、その
アッシリヤはバビロンに滅ぼされ、バビロンはどんどん侵攻した。
そして、ついにユダ王国もバビロンに捕囚となった。当時ユダの
民は神から離れ、堕落し偶像礼拝に陥っていた。

預言者たちは、人々に都合の良い、心地良い言葉だけを語り、
平安など無いのに、見せかけの「平安、平安」と言っていた。だが
神の人エレミヤは真っ直ぐに神の言葉を語った。そのため迫害
を受け、ひどく苦しめられた。バビロン捕囚中の暗黒の中で、エレ
ミヤは神の言葉を語り続けた。その捕囚は、大きな挫折、屈辱、
悲惨、苦しみ、災いとしか見えないが、「平安・将来・希望」のため
のものだと。

そして、すぐに解放にはならないので、その地で落ち着いて、腰
を据えて生活せよ、そして敵であるその町の繁栄を祈れと。それ
は自分たちの繁栄になるからと。私たちも苦悩の時、一番欲しい
言葉は、即、問題解決、即、解放だ。しかし、口先だけの慰めは、
更に傷を深くする。思い通りでない、かせのごとき現状を受け入
れるなら、その中で神からの支え、励ましがあると。

現実を受け入れられるよう祈ろう。いつまでもそのままではなく、
「70年の満ちる頃・・あなたがたを帰らせる」。現状の苦しみの
中で、主に従って行く時、そこに「平安」が約束されている。「その
土地に憩わせる」と。そして神の時に、そこから解放して下さる。

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最も難しい事の一つが、「受け入れる」ことだ。なかなか、受け入
れられない。受け入れる時、平安にされる。苦しい状況、目の
前の問題、難しい相手・・主からのものと、受け入れる時、心が
変えられる。できないので、助けを求めて祈ろう。