2025年07月24日(木) 「自分の分を取って帰りなさい。ただ私としては、この 最後の人にも、あなたと同じだけ上げたいのです」マタイ20:14
「自分の分を取って帰りなさい。ただ私としては、この 最後の人にも、あなたと同じだけ上げたいのです」マタイ20:14
最初は、自分を早朝の者に重ねるだろうか。不公平だと。この世で あればそうだ。就業時間と賃金によるなら混乱する。だがここは、 地上の事でなく、「天の御国」の事を言っている。天の御国では、 先の者が後になり、後の者が先になると。地上では、先の者が先で、 後の者は後だ。御国の価値観は、地上のものと全く違っている。 全部が恵みにおおわれ、恵みが支配する世界だ。地上は、報酬だ。 労働を提供して、報酬の賃金を得る。御国の価値観とこの世の価値 観が、かみ合わない。この世の価値観では、働きに比例しない報酬 に、腹を立てる。納得が行かない。それはこの世では「正しい」こ とだ。 しかし御国は、全く質を異にする「恵み」の世界だ。「恵み」とは、 労働しないのに、給料を貰える事だ。この世では、それでは経済活 動が成り立たず、混乱する。つまり御国とこの世は、全く別物だ。 主は、早朝の労務者に、雇用契約通りに1デナリを支払われた。約 束を果たされている。9時の者からは「相当のもの」との契約だ。 気前の良い主は、他の者にも同じように、良くしてやりたいと願わ れた。肉の価値観は、御国の価値観を受け入れない。神の国が成果 主義でなく、恵みの世界だからだ。しかし5時の者にすれば、どん なに有難かったろう。家族の糧が無く、不安の中、どんなに喜びと 感謝が溢れた事だろう。御国は、あわれみが支配する場所だ。 ----------------- 人と比べて、自分はどれだけ働いたかと、この世の価値観に遮られ ると、すぐに主の恵みを見落としてしまう。自分自身が、主の気前 の良さに与った者だ。主の恵みの中に生かされている。