2006年02月21日(火)

 「彼は恐れて立ち、自分のいのちを救うために立ち去った」(T列王19:3)

エリシャはバアルとの戦いで、
心身共に消耗しきった後、イ
ゼベルから命を狙われ、殺さ
れるという恐怖におののいた。
又、あれだけバアルと戦った
のに、何も変わらないとの深
い挫折感に襲われた。神に頼
るのでなく、自分で自分を救
うために逃れた。しかし、問
題から逃げて何の解決も無い。
命を救うために逃げながら、
自分の死を願う、何とも矛盾
した事になる。あれほどの偶
像との戦いに大勝利したエリ
ヤだが、今は、状況を見て、
状況に飲み込まれてしまい、
神が見えなくなっていた。
私たちも同じだ。視点がどこ
にあるかだ。神を通して、状
況を見るなら、状況の上に立
つ。状況だけを見ていたら、
神は見えず、状況がおおいか
ぶさり、どうにもならない大
きなものとして迫る。
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恐れはいつもついて回る。
瞬間、恐れるが、またすぐ神
様に目を向ければ恐れは平安
に取ってかわることを私たち
は知っている。万事は益だ。