2006年12月24日(日)

「聖霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおいます」ルカ1:35

               
マリヤはヨセフと婚約していた。まだ結婚
していないのに妊娠するという事は、罪を
犯したとみなされた。まず、ヨセフに何と
説明すれば良いのか。聖霊によりなどと言
って、そんな唐突な話、ヨセフが信じられ
るわけがない。身に覚えのないヨセフをど
んなに傷つけるだろう。それに姦淫は死刑
だ。ヨセフとの信頼関係はどうなるのか。
最愛のヨセフとの関係も、自分の名誉も体
面も、信用も社会生活も、何もかもが崩壊
する。まさにマリヤにとれば崖っぷちの、
命がけの事態であった。これらの何もかも
を身に引き受け命を献げて神に従ったのだ。
神に身を委ねた。マリヤの信仰だ。神は何
でもおできになるが、私達の信仰による応
答により、神のわざを進められる。マリヤ
が信仰により応答した時に、子供を宿した。
私達も神の言葉に信仰により応答した時に、
キリストを心に宿す。マリヤは目の前の山
ほどの困難でなく、神の言葉に信頼を向け
た。私達も神の御声に信仰もって従うなら、
神のわざを見る。        
・・・・・・・・・・・・・・
マリヤの置かれていた状況は、崖っぷちだ。
しかし「聖霊が」臨み成し遂げて下さる。
厳しい状況に関わらず、神の言葉を信じて、
身を委ねて従う度に聖霊が心の中に満ちて
行って下さる。その状況の中で喜びと平安が宿る。