2007年10月24日(水)

「神のみこころに添った悲しみは、悔いのない、救いに至る悔い改めを生じさせますが、世の悲しみは死をもたらします」Uコリント7:10

悲しみの受け止め方に、二種類ある。
ただその事態を、結果を嘆くばかり
で終るのが世の悲しみだ。又、まず
かった結果が体裁悪いので、後悔す
るばかりで、結果オーライならその
ままだ。そこに、自分を砕いた悔い
改めが無いので、必ず同じ失敗を繰
り返す事になる。もう一つは悲しみ
に立って、自分のあり方や、今まで
の自分の人生を振り返る。その時、
高慢で自己中心な罪を示され、心砕
かれ、悔い改めに導かれる。御霊が
働かれる悲しみだ。ある男性が、結
婚して自営の仕事を始めた。しかし、
なかなか軌道に乗らず、経済的に苦
しんだ。妻は夫を助けて働きに働い
た。仕事は行き詰まり悶々状態の時、
妻は過労で倒れ入院した。その時、
彼はこんな大変な時に倒れた妻を責
めたのだ。しかし、仕事も家庭もう
まく行かず、何もかもガタガタな現
状を見た時に、これは自分の姿では
ないかと心砕かれへりくだらされた。
神の御前にへりくだった時に「自己
中心」の罪を示された。自分の力を
誇り、自分が、自分がと、自分が神
になり、自分の思い通りに事を進め
て来た高慢を示され悔い改めた。妻
にも今までの自己中心を詫びた。仕
事も家庭も新たにされ新しい展開が
もたらされた。痛みや悲しみは、今
までの自分のあり方を顧みる、神か
らの機会だ。神はあなたを愛してお
られるので、軌道修正し新たにした
いと願っておられる。
・・・・・・・・・
神は痛みや悲しみを通して、内側を
造り変えて下さる。へりくだって自
らを振り返り、自らの有り様を考え
る事は幸いだ。悔い改めに導かれ、
新たにされ、きよめられ、豊かな祝
福とされる。