2013年01月23日(水)

「イエスは言われた『それを、ここに持って来なさい』」マタイ14:18




男だけでも5千人の人々が、熱心に主の言葉に耳を傾けていた。弟子たちは、時刻も時刻であり、解散させて各自で食事をするようにさせて下さいと言った。人が考える常識的な判断であった。しかし主は「あなたがたで、上げなさい」と言われた。ヨハネによると、どこからパンを調達したら良いかと、ピリポに問われた。

ピリポは、所持金と人数を計算し「足りません」無理との答えを出した。アンデレは、パン5つと魚2つを持つ少年を探し出したが、余りにも僅かで「それが何になりましょう」が答えだった。ああ、だめだとの思い。しかし主は弟子を「ためして」とあり、「ご自分では、しようとしていることを知っておられた」。

主は、最初から5つのパンと2匹の魚しか無いことをご存じであり、弟子たちをためされた。主の答えは「それを、ここに持って来なさい」だった。主は受け取り、天を見上げて、祝福された。すると、5つのパンと2匹の魚から、奇跡が起こり、全員が満腹した。主は「それを、ここに持って来なさい」目の前の困難を、自分で何とかするのでなく、主のもとに持って来るようにと。「ここには〜ほかありません」僅かなものに失望するのでなく、それを持てるものを、主に差し出すなら、驚くべきみわざをされる。
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わずかなもの、足りないもの、こんなものが何になろうと思う。主に持って行かなければ消えてしまうようなものを、主が用いて下さる。測り知れないご計画と栄光のみわざを経験していこう。