2013年07月23日(火)

「サウルはヨナタンの言うことを聞き入れた。サウルは誓った。『主は生きておられる。あれは殺されることはない』」Tサムエル19:6



サウル王はダビデを妬み、殺害しようと追い回していたが、ヨナタンや家来全員にダビデを殺す事を宣言した。しかし、ヨナタンは、ダビデを愛していて、何とか助けようとする。愛する父親と、愛する親友との二人のはざまでヨナタンはどんなに、苦しく辛く悲しかった事だろう。父親が敵とするダビデのことを、父親にはっきりと進言する事は、勇気が要ったろう。しかし、ヨナタンはその事が言える位置、立場にいた。

エステルもユダヤ人殺害の法令が発布された時に、王に嘆願できる位置にいた。他の誰も取って代わる事ができない。その時、その場所にその人物を置かれたのは神だ。ヨナタンは、ダビデの事を誰よりもよく知るゆえに、サウルに執りなした。ヨナタンは自分にできる事をし、自分の使命を果たした。エステルも命をかけて使命を果たした。私たちも、それぞれ現在、置かれている場がある。あなたの位置と立場だからこそ、できる事がある。それは、あなたにしかできない事だ。

置かれている意味を捕らえて、自分に与えられた使命を果たして行こう。又、ダビデにとれば、ヨナタンは真実な心底信頼できる友であり、良き助けであった。ずっと死と隣り合わせにいたダビデに、ヨナタンの存在はどんなに救いであり、慰めであったろう。まさに神の備えであった。あなたにも慰め手、助け手がいるなら、それは神からのものだ。
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置かれた立場、ポジションは神様からのものであるなら、必ず祝福も恵みもそえて注がれている。自分に与えられた使命しか目の前にやって来ないと、感謝を持ってまごころから向き合って行きたい。