2014年01月23日(木)

「『・・網をおろして魚をとりなさい』・・そして、そのとおりにすると、たくさんの魚が入り、網は破れそうになった」ルカ5:4


プロのベテラン漁師であるペテロが、一晩中漁をして、一匹の魚もとれなかった。何がどうなったのか、どこが悪いのか。しかし、こんな日はどうしようもなく引き揚げるしかない。徹夜で働いて身体も疲れきっていただろう。心的にもその日の糧が無く、がっかり落胆し、その疲労は倍増だった事だろう。岸辺で網を洗い片づけをしていた。

そこに主が、舟を少し出すよう言われ、従うと、その後「深みに漕ぎ出して、網をおろして魚をとれ」と言われた。その時、様々な思いが巡っただろう。夜通し漁をしたがだめだった。こんな時間帯に魚はいない。常識で考えるなら不可能だ。徒労に終わる事がわかっている。無駄ではないか。早く家に帰って寝たい・・。

しかしペテロは「でも、おことばどおり」と従い、網を下ろした。「そして、そのとおりにすると」驚くばかりの大漁であった。奇跡だった。大事な事は、「お言葉通り」従うことだ。従おうとする時には、肉の思いが立ちはだかり、妨げて来る。「出来ない、難しい」「前もだめだった」「意味があるのか」、妨害が入る。

しかし、どんなに肉の思いが妨げて来ても、「おことばどおり」従うことだ。「そのとおりにする」ことだ。大きな祝福が備えられており、又、この時にペテロは「人間をとる漁師になる」と召しを受けた。御言葉に従う時、祝福が待っている。目の前に御心を示されているなら、ちゅうちょせずに従おう。
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御心が示されているなら従おう。従って行く中でペテロのように主を体験していける。網は一杯になり、水がぶどう酒に変わるのを、おことばどおりに、と従った者だけが見ることができる。