2015年01月23日(金)

「良い人は、その心の良い倉から良い物を出し、悪い人は、悪い倉から悪い物を出します。なぜなら、人の口は、心に満ちているものを話すからです」ルカ6:45



私達は心の倉に物をどんどん蓄える。あなたが心の倉に蓄えている
物は何だろう。隠れた妬み、憎しみ、怒り、敵対心、貪欲、虚栄心
だろうか。その中身が現れるのは、その人が苦しみを受ける時、逆
境の時、試練の時だ。

普段は、何もない順境の時は、底にはあるが、表に出ることはない。
しかし、とっさの事態が起きた時に、余裕がなく、繕えないので、
内側にあるものがそのまま現れ出る。その時の反応が私達の本当の
姿だ。圧迫されると何が出て来るだろう。不平不満、いら立ち、愚
痴、怒り、罵りだろうか。それとも自制、寛容、柔和、忍耐、愛が
出て来るだろうか。

人の口も同様だ。自らの口から出て来る言葉によって、自分の心に
何があるかがわかる。心に満ちている事を口が話すからだ。特に批
判され、非難され、攻撃された時に、どんな言葉が出て来るだろう。
口から出る言葉を変えるには、心の倉にあるものを変える必要があ
る。良い倉に蓄えた良い物とは、御言葉だ。これは自然には出て来
ない。

日々、御言葉を聞き、心の倉に蓄え、取り出す練習が必要だ。これ
が習慣になって、良い物が培われて行く。物事が起きた時に、御言
葉により判断し、御言葉によって思考して行く。そこに神が現れ出
る。日ごとに地道に、一つづつ御言葉を蓄えて行こう。試みの時の
大きな力だ。良い倉から良い物が取り出せる。
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くり返し弱さを示されているのに、とっさに出る言葉は自制も忍耐
もない弱音ばかりだ。主に与えられた御言葉を握っていたい。どこ
にいてもかぐわしい主の香りが現れる者を目指したい。