2015年10月23日(金) 「風をしかりつけ、湖に『黙れ、静まれ』と言われた。すると風はやみ、大なぎになった」マルコ4:39
「風をしかりつけ、湖に『黙れ、静まれ』と言われた。すると風はやみ、大なぎになった」マルコ4:39
「向こう岸へ渡ろう」との主の御声に従い、弟子たちが舟で渡ると、 大変な大嵐に会い、溺れそうになった。御心に従ったので、大嵐に 会ったことになる。御心に従えば、何の問題もなく、スムーズに行 くと、何となく思っているかも知れない。御心をはずれるならまだ しも、御心に従っているのだから、良い事づくめのはずと。 しかし、そうではない現実にしばしば遭遇する。御心に従って、数 々の問題、試練に会うのだ。この時の弟子たちも、主の言葉に従っ て、船出した途端の、大嵐だった。それも湖に慣れているベテラン 漁師が、恐れを覚えるほどの突風だった。試練の時に、自分の本当 の姿が現れる。ここで、弟子たちの姿が現れた。 「主に従ったのに、こんなひどい目に会って」と思っただろうか。 「自分たちが死にそうなのに、主は平気で眠っている」と主に文句 を言った。自分視点でしか物が見えない。主はおられないのではな い、同船しておられる。しかし、眠っておられる。ここで弟子たち の信仰が試された。そして、主は「信仰がないのはどうしたことか」 と。問題は、「大嵐」ではなく、「信仰」だと言われた。 主の一言で大なぎになった。この時、弟子たちは初めて自然界をも 支配する、主の権威と力を知って大きな恐怖に包まれた。御心に従 わずに、岸におれば大嵐に会わなかったが、しかし、主がまことの 神であることを知る事も無かった。御心に従うなら一歩一歩成長へ と導かれる。今、御心を示されているなら勇気をもって従おう。 ----------- 主が私たちの人生を支配し導いておられることを突然の試練を通し て知る。嵐の中でしっかり立っていられない自分であっても、主に 委ね頼ることを知り、向こう岸に渡れる希望が湧いてくる。