2002年05月23日(木)

「イエスは深くあわれみ、手を伸ばして、彼にさわって言われた」(マルコ1:41)


 モーセの律法は、らい病を罪と関連づけ
ている。らい病を目に見える罪の象徴だと
考えた。罪が目に見えるとしたら、らい病
のようなものだ。らい病人がイエスのもと
へ来た。「お心一つできよくしていただけ
ます」と願った。イエスは深く憐れまれた
当時らい病は「汚れている」と考えられて
いた。周囲の人々に忌み嫌われ、世間から
離れて暮らしていた。そのような絶望の中
にいるらい病人に、イエスは手を差し伸べ
身体に触れられた。その瞬間らい病は消え
彼はきよめられた。
イエスは「きよくなれ」との言葉だけで癒
す事が出来た。しかし、イエスは身体に手
を触れられた。深い深いあわれみと慈しみ
のゆえであった。私達も失われた人に手を
差し伸べよう。それはイエスの心そのもの
なのだから。