2016年07月23日(土)

「あなたの婿やあなたの息子、娘、あるいはこの町にいるあなたの 身内の者をみな、この場所から連れ出しなさい」創世記19:17


ソドムの町は、「彼らの罪はきわめて重い」と、宗教的堕落、不道
徳、混乱と余りの罪深さに滅ぼされようとしていた。神はその前に、
ロトに二人の御使いを送り、家族を連れ出すよう言った。一刻を争
う、ひっ迫した状況だ。それでロトは娘婿たちにその事を伝えるが、
彼らはそれを冗談、戯れごとだと思った。

彼らは普段のロトの生活や価値観を知っていた。世と二股かけ、世
の栄誉を求め、世を楽しんでいて、突然、滅びと言われても「何を
冗談を」と。そしてその婿たちを目にしてロト自身すら、逃げる事
を「ためらった」のだ。財産はどうなる?今まで築き上げた名誉、
地位は?執着心で、踏み出せない。もう間に合わないと御使いが、
彼と彼の妻と二人の娘の手をつかんで連れ出した。

主の彼らに対するあわれみだった。「命がけで逃げよ。後ろを振り
返ってはいけない」と。しかしロトの妻は途中で、後ろを振り返り、
塩の柱になってしまった。この世への執着が断ち切れなかった。そ
して二人の娘は父親と近親相姦の罪を犯し、ソドムの深い罪の影響
を受けていた。ロトは最初、ソドムの近くに住み、次にソドムの町
に入り込み、住人になり、やがて町の名士になった。

世に少しづつ〃引き込まれて行った。「自分は大丈夫」と思ってい
たのかも知れない。しかし命取りになってしまう。サタンは少しづ
つ〃世に引き込む。常に誘惑が来ている。大丈夫ではない事を覚え、
へりくだって祈っていよう。

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天に帰るまでは、この世では、絶えず様々なサタンの誘惑がある。
信仰の戦いがある。自分は大丈夫と思っている時が、一番危ない。
御霊も共にいて絶えず助けて下さる。主の助け無しには、今日も一
歩も歩めない事を覚えて、拠り頼もう。主と一つになって歩める喜
び。