2017年03月23日(木)

「しかし、わたしは、あなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈りました」ルカ22:32


誰も皆、信仰生活の中で、失敗する。人間である限り、必ず失敗は
ある。ペテロは主が十字架にかかられる、一番大事な局面で裏切っ
てしまった。しかし、ペテロは裏切ろうと思っていたのではない。
自分は死んでも、主について行こうと思っていた。だから。兵士が
主を捕らえに来た時には、剣を抜いて雄々しく戦おうとした。

ユダは裏切ろうと画策していたが、ペテロはどこまでも従おうと思
っていた。しかし、ペテロは自分の弱さを知らなかった。そのため
失敗してしまった。そして、主は、ペテロが「失敗しないように」
ではなく、「信仰がなくならないように」と祈られた。失敗しない
ようにとも祈れたはずなのに、そうでなく、「信仰がなくならない
ように」だった。

つまり失敗した後、悔い改めて、赦しを受け取り、尚も立ち上がっ
て従って行けるようにと。裏切りはサタンのしわざで、強烈なふる
いだった。しかし主はサタンをも、ペテロを砕き、建て上げるため
に利用された。将来の諸教会のリーダーとして見据えておられた。
主は自分の力に頼るという、ペテロの一番の急所を突かれ、砕かれ
た。

そして、ペテロは主により回復させられ、御霊に満たされて、殉教
の最期まで働きを成し遂げた。あなたも失敗しただろうか。主は信
仰がなくならないように、祈って下さっている。悔い改めて、赦し
を受け取って、立ち上がって従って行こう。失敗をも益とされて、
主の器へと整えて行って下さる。
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主に失敗しないようにと言われたなら誰が従えるだろう。十字架の
贖いゆえに失敗は完全に赦され、失敗した弱さのままを受け入れて
また尚も期待してくださる。何と幸いな人生だろう。