2002年10月24日(木)

「陶器師は、粘土で製作中の器を自分の手でこわし、再びそれを陶器師自身の気に入ったほかの器に作り替えた」(エレミヤ18:4)


 陶器師は製作中の陶器をずっと見据え続けている
彼の目に最高の陶器は、作業が終わる時に出来上が
る。陶器師はその陶器の目的と用途を知っている。
何に使われるかを知っていて、それに間に合うよう
に創作し続ける。その作業をろくろの上で行う。
間に合う器が出来上がるためには陶器師と陶器の間
柄に関係がある。陶器は陶器師が自由自在に形造れ
るように自らを委ねなければならない。
自らを全く明け渡す事だ。これは大切だ。
もし陶器が自分の意志を持ち、陶器師に抵抗したり
反抗したなら陶器師が陶器を形造る事など考えられ
ない。神は陶器師であり、陶器である私達を形造ら
れている。日常に起こる様々な環境を用いて、私達
を形造っておられる。
様々な環境や状況の中で、自らを委ねきっている事
だ。その時、神は自由に目的通りに用途にそってあ
なたを造りかえられる。