2002年12月24日(火)

「恐れることはありません。今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです」(ルカ2:10)

 御使いは「すばらしい喜び」を知らせに来た。
このすばらしい喜びを、今日の人々は勘違いして
いる。クリスマスで大騒ぎをし、クリスマス商戦
でにぎわう街に繰り出す。クリスマスツリーを飾
り、プレゼントの交換をする。しかし、真の喜び
の意味は何一つ知らない。にぎわいが覚めると虚
しさが残る。反対にこの時期が嫌いな人もいる。
街がキラキラにぎやかになり始めると、寂しくな
る。家族のいない独身の人や、共に祝う友のない
人々、周囲の賑わいにひどく孤独を感じる。
どちらも「素晴らしい喜び」の意味を知らない。
イエスを十字架につけるために、この世界に生ま
れさせられた神の御愛、殺すために誕生させ、
御使いにそれを賛美させた神の深いお心。
この世界の人々への愛にほかならない。神の愛が
この世界に現された。これが喜びの知らせ。