2021年10月21日(木) 「見よ。わたしはエリコとその王、および勇士たちを、あなたの手 に渡した」ヨシュア6:2
「見よ。わたしはエリコとその王、および勇士たちを、あなたの手 に渡した」ヨシュア6:2
新しい指導者ヨシュアと民は、主の奇跡により、ヨルダン川を渡 り、 約束の地に入った。するとそこにはエリコの城壁がそびえていた。 難攻不落の城壁が、目の前に立ちふさがった。どうすれば良いの か。 そんな時、抜き身の剣を持った人物が、ヨシュアの前に立った。敵 地で剣を持つなら、敵と思うが、ヨシュアは思わず「あなたは味方 なのか、敵なのか」と聞いた。 だがその人物は、「いや、私は主の軍の将として、今、来た」と答 えた。味方でなく敵でもなく、軍の将なら、リーダーだ。つまりリ ーダーは主ご自身であり、主が戦いの主導権を握るのだと。私たち も、もし主が「行なえ」と言われたなら、それは主が戦われるとい う事だ。なすべき事は主に信頼し、主に従う事だ。そして「あなた の足のはきものを脱げ。あなたの立っている場所は聖なる所」だと 言われた。 はきものとは、自分の思い、考え、経験値、常識だ。それらを捨て て、主に従うことだと。将はヨシュアでなく、主であり、主が導か れる主の戦いだ。主は、奇抜な不思議な方法を命じられた。理解不 能な方法だが、ヨシュアたちはそれに従った。民は6日間、毎日町 の周囲を回った。民は、「なんでこんな事を?」と思った事だろ う。 しかし、理解できないが、言われた通りに従い、7日目に7回周 り、 時の声を上げた時に、城壁は「崩れ落ちた」。主が成し遂げられた のだが、民も従順に従った。ヘブル書では、「信仰によって」城壁 は崩れ落ちたと言っている。信仰による従順だった。6日間、全く 何も起きなかったが、7日目に奇跡が起きた。なかなか目に見えず とも、主の御心に従い続けよう。今は、勝利の一歩手前かも知れな い ---------- 戦いの主導権はいつも主であると、へりくだって主の配下にいよ う。 何も見えない限界であっても、その中で謙遜を学べる。主は勝利を 渡したと宣言されている。