2023年03月23日(木)

「ハンナの心は痛んでいた。彼女は主に祈って、激しく泣いた・・ハ ンナが主の前で、長く祈っている間・・」Tサムエル1:10



口を開けば、愚痴、不平不満ざんまいの人々がいるだろうか。周囲
は、絶えず愚痴を聞かされ、暗たんたる気持ちになる。そんな人は
どんな環境にいても、必ず不満足だ。「あの人が〜、この人が〜」
「家族がああで〜、職場がこうで〜」「あれが悪い、これが悪い、
気にくわない」不満を探してはつぶやく。

だが完璧な環境にいる人など一人もいない。生い立ちの不満、親へ
のいら立ちは多々あるとしても、完全な親も一人もいない。状況だ
けを見ると、どんどん欲求不満が増幅するばかりだ。「人は幸せそ
うなのに、自分だけ」「なぜ自分ばかり」・・、自分、自分になり、
自分は可哀想の自己憐憫に陥る。主が飛んで、主が無いので、状
況に押しつぶされそうになる。

心は落ち込み、暗く沈み、又、怒りもわく。心がぐじゃぐじゃにな
る。「疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさ
い」との言葉通り、常に、主は招いて下さっている。主のもとに行
く事が答えだ。ハンナは募る憂いといらだちを持って行った。

心の内の怒り、嘆き、不満、恐れ・・何もかもを吐き出し打ち明け
て、祈ろう。主と交わる時に、次の展開へと導かれる。悔い改めに
導かれたり、又、主の視点で見るように変えられ、状況は変わらず
とも心が落ち着いて来る。又、もしそれが御心なら現状も変えられ
る。まず主のもとへ行こう、「愚痴」も、主に向けるなら「祈り」
となる。
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失望や悲しみが来る。つい愚痴や不満が口から出てしまうが、何の
解決にもならず周囲に嫌な思いを与えるばかりだ。直面している問
題を主に祈ろう。主の平安を受け取れ、心が保たれる。