2023年11月22日(水)

「私のたましいは黙って、ただ神を待ち望む。私の救いは神から来 る。」詩篇 62:1



神には「神の時」がある。私たちはどんな場合も、その神の時を待
ち望む事が大切だ。ヨセフは父親から偏愛され特別扱いのため、兄
弟たちに妬まれ、憎まれる事になる。そのため兄たちにより、エジ
プトへの隊商に奴隷として売られた。しかしそこで良い主人が備え
られ、ヨセフも忠実に仕え、その家のすべてを任せられる事にな
る。

彼は、奴隷ではあったが、主人の家での大きな祝福に、さあ「私の
時」だと思ったかも知れない。しかし主人の妻の誘惑に会い、濡れ
衣で投獄され、奴隷より更に悪い囚人となってしまう。それも理不
尽な無実の罪で。そこで忍耐の時を過ごす。しかしそこでも主を待
ち望みつつ、忠実に仕え、模範囚となり、囚人の管理を任される。

やがてそこから出され、様々な状況を通り、最終的に王から総理大
臣に任命され、全権を任されるまでになる。忍耐を重ね、主を待ち
望み続けた結果、とうとうヨセフの「時」がやって来た。あなたは
今、苦しみの時だろうか。目の前が真っ暗で、何の希望も持てない
だろうか。しかしヨセフのように、そこに神のスケジュールがあ
り、「神の時」がある。

神を信頼して、神を待ち望もう。いつも共にいて、あなたの信仰を
練り鍛え、強めようとしておられる。あなたへの神のご計画の
「時」がある。今は先が見えないが、必ず時が満ちて、神があなた
を引き上げられる。神の「時」は完璧で、素晴らしいみわざが遂げ
られる。最悪の状況の中で、自らの力が尽きるところにこそ、神の
力は現わされる。主を待ち望もう。
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見えない先は不安でも、今この時も全てを主が支配しておられると
思うと大きな安らぎを覚える。私たちは揺らぐが主は揺らがない。
恐れは御前に注ぎだし、主を信じて待ち望もう。