2004年06月22日(火)

「私の神は、キリスト・イエスにあるご自身の栄光の富をもって、あなたがたの必要をすべて満たしてくださいます」(ピリピ4:19)



 ある宣教師の神学生時代の話だ。学校は厳しくて、きちんと授業料を納めなければ進級も出来ず、とどまる事も出来なかった。お金がなくて入学したがどうにかこうにかやって来て、とうとう払えなくなってしまった。ひたすら祈りに祈ったが、与えられなかった。どうにもならず、退学を決心した。荷物を整理し荷造りをした。友人が来て手伝ってくれた。すべてが終了した時、一通の封筒がぽんと置かれていた。事務的なものに見えた。「見ないのか」と聞くと、彼は「もう辞めるのに要らない、捨ててくれ」力なく言った。友人は捨てる前に開いてみた。すると、何とそれは無名の献金だった。その通知だったのだ。二人は喜んで抱き合った。必要満たされたのだ。
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私達には必要を満たし、祈りに答えられる生きた神様がいる。人知を遥かに超えたかたちで、手を差し伸べられる。その神を今日も覚えて感謝しながら歩もう。