2006年06月21日(水)

 「あなたの神、主が、この四十年の間、荒野であなたを歩ませられた全行程を覚えていなければならない。それは、あなたを苦しめて、あなたを試み、あなたがその命令を守るかどうか、あなたの心のうちにあるものを知るためであった』申命記8:2




人は試練の時、圧迫を受ける時に、
自らの本質が出る。それは偽る事
が出来ない。本性が出るのだ。
それゆえ神は試練を与えられる。
神はすでに私の内にあるものを知
っておられるが、私自身が自分の
本当の姿を知らない。私自身が真
の自分を知るためだ。まず自分の
姿をきちんと知る事が、成長への
第一歩だ。私達は自分に欺かれる。
自分はそんなに悪い人間ではない、
むしろ良い人間だと思っている。
周囲ともうまくやって行けるし、
自制も出来るし人には親切であり、
時々不信仰になるが、だいたいは
信仰的だと思っている。
そう思っている限り、主から離れ
て、主に頼らず自分の力で歩んで
しまう。それでいて気づかない。
試練によって自分の本当の姿が現
れる。自分がどんなに無力で頼り
なく、良い人間などでは、さらさ
ら無く、醜く、邪悪な者であるか
を思い知らされる。あなたも試練
で自分の無力を知っただろうか。
私達は成長が心からの願いだ。
そのためには、必ず自分の姿を認
めさせられる。
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ちょっと困った時は頼って、大き
く道をはずれた事も無いので少し
ばかりは信仰的だろうと順境の時
には思う。試練にぶつかってやっ
と、つぶやき、落ち込み、ひがみ
全く主を己の喜びとしていない自
分がはっきり示される。