2007年06月22日(金)

「ですから、私は、キリストの力が私をおおうために、むしろ大いに喜んで私の弱さを誇りましょう」Uコリント12:9


ある物語で、一人の女性が両眼を失明
してしまう。才能豊かで自信に溢れた
彼女は絶望のどん底に陥る。どうして
も視力を失った現実を認めることがで
きない。その時、父親が「目が見えな
い」と大声で言えと言った。どうして
も言えなかったが、とうとう泣きなが
ら「目が見えない」と言った。その時
から、自分が変えられ、前に向かって
歩み出せた。又、「私はアル中です」
とはっきり認めた人が癒されて行くと
聞く。私達は自分の現実を、弱さをは
っきりと認める事が必要だ。それを認
めた時に、「わたしの力は、弱さのう
ちに完全に現される」という主の力を
経験する。ある人が、以前はプライド
ゆえに、絶対に自分の弱さなど認める
事が出来なかった。認めたら負けで、
自分の拠って立つ所が失せ、自分が無
くなってしまう、その恐れできゅうき
ゅうとしていた。しかし、主の愛に触
れ、心溶かされ、又、主の前に砕かれ、
弱さを認める事ができるようにされた。
すると、今まで知らなかった祝福を味
わうようになった。「私にはこれが無
い」「あれも無い」と認めて行く時、
主がそこにどんなに働いて下さるのか
と、「わくわく」するようになったの
だ。喜びと期待のわくわく感で、いつ
も主を待ち望んでいる自分の姿に改め
て感謝が溢れたのだった。
・・・・・・・・・
弱さは認めたくないし、他人にも知ら
れなくないものだ。だが自らの弱さを認
めた時に初めて恵みの意味を知る。弱さ
の内に完全に現れる主の力を、楽しみに
期待し、わくわく感で生きて行きたい。