2007年07月23日(月)

「なた、不品行の者や、一杯の食物と引き替えに・・長子の権を売ったエサウのような俗悪な者がいないようにしなさい」ヘブル12:6



エサウのように俗悪な者になるな
との警告だ。エサウはイサクの双
子の息子の長男だ。もう一人はヤ
コブで、生まれる時、兄のかかと
をつかんで出て来た。エサウは猟
師となり、ヤコブは天幕にいた。
ヤコブはレンズ豆で、エサウから
長子の権を奪い取った。その上、
イサクが視力が衰えていたのをよ
い事に、リベカと共謀して、父を
だまし、祝福をも奪い取った。ヤ
コブの方がずる賢くて、狡猾で、
ひどいように見える。しかし、ヤ
コブが断罪されているのではなく
て、エサウの方だ。エサウが俗悪
だと言っている。ヤコブにレンズ
豆で長子の権を売った箇所で「こ
うしてエサウは長子の権利を軽蔑
した」とある。神、信仰、霊的な
事柄に、エサウは無関心だった。
全く関心がなく盲目だった。「俗
悪」は神に関心を持たない事だ。
それがエサウの問題点だった。だ
から、長子の権など豆の前では無
価値だった。見えるもの、触れる
もの、この世界のものだけが、エ
サウの関心事であった。私達はど
うだろう。関心はどこにあるだろ
う。目に見えるもの、この世の勢
力は凄まじい。人からの賞賛、名
誉、地位、富、自己実現、世の楽
しみ・・霊の目がそらされて、世に
あるものに執着し、関心がそこに
あるなら、「俗悪」な者となって
しまう。この世にどっぷり浸かっ
ていないか。霊の目が鈍っていな
いか。警告に耳を傾けよう。
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霊の目が鈍っているとこの世の価
値観にすぐに反応し、迎合して行
く。悪い方へ傾くばかりだ。新し
い週が与えられた。私達は弱くあ
やうい者だという事を覚え、良い
ものをしっかり見極めて歩もう。