2007年09月22日(土)

「彼がペニエルを通り過ぎたころ・・彼はそのもものためにびっこをひいていた」創世記32:31

神はヤコブを愛しておられたので、ず
る賢さ、自己中心、強欲を砕くために
訓練された。ラバンという更に狡猾な
人のもとに置き、ヤコブを砕かれた。
私たちの目の前の対人関係は主の計ら
いであり、私たちの強い部分を砕き造
り変えるためだ。ヤコブは何度もラバ
ンに騙され主からの痛い訓練を受けた。
騙したヤコブは騙される事になる。蒔
いたものは刈り取る。やがて、多くの
訓練の後、神の時が来た。神が故郷へ
帰らせられる日の到来だ。神が定めら
れたなら誰も止める事は出来ない。兄
エサウの怒りを思い、恐怖で身が震え
た。殺されても仕方のない事をしたの
だ。神はヤコブを取り扱われる。自分
の力に頼っている限り、神の祝福はな
いからだ。ヤボクの渡しで、夜明けま
で御使いと格闘し、ヤコブはもものつ
がいをはずされた。ヤコブは生涯のび
っことなった。自力で歩けない、神に
頼らなければ一歩も歩めないようにさ
れた。彼の狡猾な肉の力と知恵は、一
生涯打ち砕かれた。彼は自分の強欲で
人を押しのける者でなく、神なくして
生きる事のできない、ただ神の恵みに
よって生きる者に変えられた。「あな
たをこの地に連れ戻す」と言われた神
は、肉のヤコブから霊のヤコブへと変
えて帰された。私達も変えられる。日
々起こる一つ一つが神からの砕きの御
手と受け取り、反抗するのでなく、落
ち込むのでなく、自分が変えられる事
を求めて行こう。
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目の前の対人関係は、偶然でなく主の計
らいだ。痛いのは自分の何に触れるのだ
ろう。プライドか虚栄心か競争心、劣等
感、高慢・・自分の隠れた姿を知れる。必
ず成長とさせられる。