2007年10月23日(火) 「彼がペヌエルを通り過ぎたころ・・彼はそのもものためにびっこをひいていた」創世記32:31
「彼がペヌエルを通り過ぎたころ・・彼はそのもものためにびっこをひいていた」創世記32:31
ヤコブは神と格闘し、ギブアップし た。神に自分を明け渡した。ヤコブ がなかなか降伏しないので、神はヤ コブのもものつがいを外された。も ものつがいは股関節であり、腰の部 分の事だ。腰とは身体の要と言われ る、一番重要な力の源だ。その一番 の要所を打たれた。ヤコブは、「押 しのける者」との意味で、人を押し のける自我の強い人だった。常に狡 猾な知恵を練り回し、策略を巡らし て生きて来た。ラバンのもとでも、 巧く策を練り、富み、多くの財産を 持つようになった。エサウに向かう にも、肉の知恵を巡らし、へつらい、 贈り物でなだめようとした。エサウ に会う事は、非常なる悩みであり、 難関であり、難問題であった。よく 聞くが、「問題だらけだ」と言うと、 「最大の問題はあなただ」と言われ たと。この悩み、あの問題と問題が 次々に起きるが、実はトラブルメー カーである自分が、問題を起こして いる。神に、その自分自身を取り扱 われ、変えられない限り、いつまで たっても同じだ。ヤコブは祈りに答 えられて、もものつがいを外された。 そこを外されると、自力で立つ事も 歩く事もできない。杖をついてびっ こで歩く事になる。びっことは、自 我が砕かれ、自分に頼れず、自力で 歩けず、神に頼らざるを得ない者に されたという事だ。それが祝福であ り、自己中心な者が、神を信頼する 者に変えられたのだ。 ------------------------ 本当の幸いは、自分で歩く事ではな く、神様に頼っていく事だ。神様を 心の中心に置き、神様の守りと導き を今日も感謝して歩もう。