2009年07月22日(水)

「私たちの格闘は血肉に対するものではなく、主権、力、この暗やみの世界の支配者たち、また、天にいるもろもろの悪霊に対するものです」エペソ6:12

 
サタンの誘惑は巧妙だ。賭け事、泥酔、嫉妬、憎悪の類なら、ストレートで誰にでもすぐわかる。しかし、サタンは光の御使い、つまり、神に偽装する。
神の正義の仮面をつけて来る。自分の思う正しい事を、自分の理想を、家庭や職場、教会で実現させようと、突き進む。

正しい事なので、サタンの誘惑だと気づかない。理想は一見良いものに見えるが、サタンの罠がある。御言葉によらない、神の価値観ではない、自らの描く理想は、実は偶像であり、自分を縛りつける。

現状がそうでないと、絶えず落ち込み、幻滅し、意気消沈し、周囲を責め裁く。又、自分を裁く。自己嫌悪に陥る。一番の敵は自分かも知れない。自分が理想の尺度に合わないので、絶えず自分を裁く。

理想に到達する事など無いので、いつも心が責められ苦しくて、辛い。
「あなたがたが神のようになり」がエデンの園での蛇の誘惑だった。神=理想で、神のようでない自分、理想に到達しない自分を、暗にいつも裁いている。

必ず心は辛く苦しくなる。サタンの罠に気づいて離れよう。
神のように自分でなるのではない。自分で完璧になるのでなく、理想に到達するのではない。主の十字架のゆえに、このまま、今のまま愛し受け入れて下さっている。

主の血潮があるゆえ、責められる事は何もない。主の愛に絶えず囲まれている。いつも安堵し、平安でいることができる。
------------------------
落ち込み、不安は何処から来ているのか。自分の思考や感情、動機をよく見極めてみよう。主は安心しなさいと絶えず言って下さっている。その主の平安をことごとく奪って行くサタンに、今日も気づけますように。