2009年11月21日(土)

「あなたの判断が、ほめたたえられるように・・私はあなたの言うことを聞き、あなたの願いを受け入れた」Tサムエル25:33

ダビデと部下は、ナバルのしもべ達によくしていた。それで羊の毛の刈り取りの
祝いの時、ナバルに手元にある食糧を与えるようにと申し出た。ナバルはそれを
侮辱で返した。

ダビデは怒り、皆殺しにするために出陣した。それを知った若者が、ナバルの妻
アビガイルに、即、対応するようにと伝えた。それを聞いたアビガイルは急いで、
パン、ぶどう酒・・等多大の贈り物を用意して、ダビデのもとに詫びに出た。

事態を悟った、アビガイルの速やかな行動は、ダビデの報復をとどめることにな
る。時に、的確な判断と速やかな行動が必要だ。行動を遅らせるなら、手遅れに
なる。

アビガイルは聡明であった。その聡明さは、率直に詫びたことにも表れる。ダビ
デを見るや、地に伏して「このはしためのそむきの罪をお赦しください」と謝罪
した。夫のせいにせず、へりくだって、妻としての責任を認めた。

そして、無駄に血を流さないよう、感情的になり復讐して、つまづきにならない
ようにと、進言した。神の祝福を失ってしまう事になると。神を畏れるダビデは、
我に返った。大きな汚点を残す失敗から守られた。

アビガイルを通して、復讐を止めさせて下さった神をほめたたえた。耳を傾けて
アビガイルの言葉を聞いたダビデもまた聡明であった。神からのメッセージと受
け取った。

目の前の事態に対して、感情のまま対処せず、御霊の的確な判断を祈ろう。そし
て、御霊の導きを受けたなら、速やかに行動に移ろう。御霊の導きに従う時、自
分も相手も周囲にも、神の栄光が現わされる。

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感情に走ってしまいそうな時、必ず御霊の阻止がある。心にとどめるものがある。
自分でどうこうせず、その事態を主に委ねよう。そして御霊の聡明な判断を祈り
従おう。又、人の忠告、助言を通して、神の御心を示される事がある。心して耳
を傾けよう。