2011年10月22日(土)

「互いに忍び合い、だれかがほかの人に不満を抱くことがあっても、互いに赦し 合いなさい」コロサイ3:13

           
    
ある人に、ある時、嫌がらせの無言電話が続いた。最初は気にしなかったが、余
りに続くと、精神的にまいって来た。段々、普段の対人関係を考えると、相手が
特定できるようになって来た。

平常からの言葉や態度を思うと、他にはいない。嫌がらせを思う時、普段からの
傷つけられる言動と共に、赦せない思いで一杯になった。赦せない思いは、自分
自身が辛く苦しい。しかし、赦せない、憎しみが湧き上がる。その内に、環境的
に相手と関わる事が無くなり、顔を合わす事はなくなった。が、憎しみは無くな
らなかった。

心にはっきりと存在し、暗い重苦しい思いに支配された。多忙な日々に、目の前
の事に心が奪われている間は考えないが、何もしていない時は、よみがえっては
心が暗く苦しくなった。真っ暗闇の牢獄だった。楽しい時も、楽しくなく、ずっ
と囚われているようだった。

主のもとへ行き、祈った。心の苦しみをありのまま打ち明け、助けを求めた。解
放されたかった。主に助けられて、従いたい気持ちを告げた。すると、赦すよう
にと語られた。自分はできない、したくないが、でも、感情は置いて、意志で
「赦します」と決心し、応答した。

すると、心の重苦しさが消えて、心が平安になった。楽になった。御霊の喜びが
来た。心から感謝が溢れた。その後、何とその相手から「申し訳なかった」との
謝罪が来た。

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赦せない心は自分が苦しい。自分で牢獄に入り、囚人状態だ。楽しい時にも頭を
よぎるや、暗闇に落ち込む。「サタンに欺かれないためです」赦せない心は、サ
タンの足場になり、その罪から更に他の罪へと発展して行く。祈って主の助けを
仰ごう。