2012年12月22日(土)

「サウルは『全焼のいけにえと和解のいけにえを私のところに持っ て来なさい』と言った。こうして彼は全焼のいけにえをささげた」 Tサムエル13:9



サウルは、サムエルに、自分がいけにえを献げるので、七日間待つ
ようにと言われた。だが、その日になってもサムエルは来ない。強
敵ペリシテ人が戦いのために終結し、戦車三万、騎兵六千、それに
海辺の砂のように多い民だった。

兵士達は、命の危険に怯え、動揺し、恐怖が広がって行った。「震
えながら従っていた」兵士達は限界で、サウルのもとから逃走し始
めた。サウルは焦った。このままでは崩壊だ。サムエルが来る気配
はない。そのため自分でいけにえを献げた。

限界状況で、神が守られる事を示して、兵士の士気を高めようとし
た。献げ終わったところに、サムエルが来た。サムエルはサウルを
厳しくとがめた。「愚かな事をした。あなたの王国は立たない。主
が命じられた事を守らなかった」。

しかし、敵は目の前だ。兵士達は怯えきって、逃げようとしている。
こうしなければ、軍は壊滅ではないかとサウルは判断した。しかし
そういう問題ではなかった。祭司にしか、いけにえを献げることは
できない。分を越えて、決してしてはならない事をした。一線を越
えた不敬罪だ。

民が逃げようとも、主を信じて待つべきであった。戦いを支配して
いるのはどなただろう。ヨナタンは言った。大人数でも、小人数で
も、主がお救いになるのに妨げとなるものは何もない。勢力ではな
い。主に従うべきであった。そして、それが信仰だ。今、焦る状況
にいるなら、じっと主を信じて、主を待とう。

・・・・・・・・・・・
自分の思いではなく、主に従う事を教えられる。サムエルは来ない、
民は動揺し逃走し始めている。見えるところだけを見るなら、今す
ぐ何とかしなければと焦る。しかし、すべてを支配し全主権を持た
れるのは主である事を覚えよう。