2014年07月22日(火)

「ロトが目を上げてヨルダンの低地全体を見渡すと・・主の園のように・・どこもよく潤っていた。それで、ロトはそのヨルダン全体の低地を選び取り」創世記13:11 




アブラハムは神の示しを受け、故郷を出て、約束の地へと立つが、
甥のロトも伴った。やがて神の祝福により、家畜も大いに増し、双
方の使用人同士でもめるようになった。もはや一緒に暮らすのは困
難で、解決策が必要になり、アブラハムはロトに提案した。別れて
暮らす事、目前の広大な土地の選択権はロトに与えると。

争いは、自分の利益を求める事から起こる。相手を先にすれば、自
分が損をするとの考えだ。しかし、アブラハムは信仰に立った。す
べてを神に委ねていたので、ロトに優先権を与える事ができた。彼
は神を信頼していた。ロトは最も肥沃に見える地を選んだ。しかし
その後、アブラハムに「さあ、目を上げて見渡しなさい」「この地
全部を」「あなたとあなたの子孫に与える」と言われた。

神に明け渡したアブラハムは、結局全部を得る事になる。ロトは、
伯父に譲る事もなく、判断に神はなく、祈りも無かった。結果的に、
ロトが住んだソドムは、罪深い地であり、滅ぼされてしまった。財
産は全部失い、妻は塩の柱となり、娘達は後に罪を犯した。悲惨な
結末だ。

アブラハムもかつて失敗をした。エジプトへ下り、妻を妹と偽り、
保身に走った。しかしアブラハムはそこから学んだ。私たちも、選
択の際には、肉の判断でなく、まず神を仰ごう。祈り、神に判断を
求めよう。
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失敗しないよう損をしないようと決断はいつも迷うが、主と共に歩
めるから感謝だ。全ての道で主に尋ねて行ける。祈って主の御声を
聞き分け歩むなら、例えやせた土地に見えても主の祝福も共にある。