2015年03月22日(日)

「わが子よ。私のことばをよく聞け。私の言うことに耳を傾けよ」 箴言4:20 


有名な寓話がある。ある親子がロバを連れて旅をしていた。通行人
が言った。「せっかくロバを連れているのに、誰も乗らないなん
て!」父親は「そうだ」と思い、息子を乗せた。すると通行人が言
った。「何と親不孝な息子だ。自分がロバに乗って、父親を歩かせ
るとは」そう言われた息子は降りて、父親をロバに乗せた。

すると別の通行人が「何てひどい父親だ。自分がロバに乗って、息
子を歩かせるなど」。それで、親子でロバに乗った。すると今度は
「何とひどい!ロバに2人も乗るなんて」親子はどうして良いかわ
らず、2人でロバをかついだ。

「人の語ることばにいちいち心を留めてはならない」とあるが、人
を気にして生きると、どこに向かうかわからない。羅針盤を失った
船のようだ。私たちが心を向けるのは、人の言葉でなく、神の言葉
だ。主はどう言っておられるのか。御言葉と人の言葉とどちらが基
盤になっているだろう。どちらに聞いて行ってるだろう。

「キリストのことばを、あなたがたのうちに豊かに住まわせ・・感謝
にあふれて心から神に 向かって歌いなさい」御言葉に心を留めて
行く時、感謝と賛美が溢れ、他人の言葉に心煩わされ、振り回され
る事から守られる。又、自分自身も、人に向かって語るなら、問題
が起こるような事は、人に向けず、まず主に語り、主に聞いて頂こ
う。主は受け止めて導いて下さる。

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まず主の御声によく耳を澄まし、耳を傾けよう。人からどう思われ
るか、人の目を気にする思い、肉から湧き上がる自分の思いがある。
人の声でも自分の声でもなく、まず主がどう言われているか、主を
仰ごう。そこから確かな導きが来る。