2015年08月22日(土)

「これらすべてのものの上に、信仰の大盾を取りなさい。それによ って、悪い者が放つ火矢を、みな消すことができます」エペソ6: 16 


サタンは、私たちの「思い」の部分に攻撃をしかけてくる。「悪魔
はすでにシモンの子イスカリオテ・ユダの心に、イエスを売ろうと
する思いを入れていた」とあり、御言葉は、悪魔がユダの心に、主
を裏切る「思い」を入れた、と言っている。自分の思い以前に、悪
魔に入れられた思いであった。

しかし、ユダは気づかなかった。その悪魔に入れられた思いを受け
入れ、同意して行った。悪魔を識別して、悪魔の吹き込む思いに気
づき、悪魔に立ち向かうべきであったが、やられてしまった。ユダ
は、悪魔からの思いを拒否するのでなく、受け入れ、同意し、あた
ため、熟させてしまった。

悪魔の思いに同意して行くと、罪を生み出し、罪は死を生んで行く。
次から次へと、思いの火矢を吹き込んで来るサタンに気づけるよう、
祈っていよう。突然、心に、何の前後関係も無いのに、以前、人に
されてひどく傷ついた事が浮かんで来るだろう。それは自分が思っ
たのでなく、悪魔の放った思いの火矢だ。

なぜなら、その前までその事を全く考えていなかったのだから。そ
れを受け入れ、同意して行くと、怒り、さばく思い、赦せない思い、
憎しみが湧き上がる。心悶々状態になって行く。私たちを神から離
したい悪魔の思うつぼだ。どの思いを吹き込めば、すぐに心乱す事
が出来るかを、悪魔は的確に知っている。

吹き込まれた思いに気づけるよういつも祈っていよう。そして裁く
思い、妬み、憎しみが来た時には、まず主を呼び、主に信頼し、拠
り頼もう。主に祈ろう。悪魔だと気づけたら、対処して行ける。

・・・・・・・・・・・・
主は御心にかなった思いを、志を与えて導かれる。サタンも同じ事
をする。思いを入れて来る。その思いに従うと、御心と正反対の方
向へ向かってしまう。よく祈って、湧く思いに警戒していよう。御
霊は気づきを与えて、御心へと導いて下さる。