2015年09月21日(月)

「窮した者の祈りを顧み、彼らの祈りをないがしろにされなかったからです」詩編102:17 



ある人が、脱サラをして、個人で仕事を始めた。それも聖日礼拝を
守りたいがためだった。祈りに祈って、主の導きを確信しての事だ
った。何もかもが初めてで、祈りつつ主に頼り、進めて行った。
そんな時にアクシデントが起きた。仕事上、銀行、事務所、取引先
を何軒も回り続けていた時に、ふとセカンドバッグが無い事に気づ
いた。どこかに置き忘れてしまったようだ。

そこに通帳、印鑑、現金、証書、小切手・・全財産が入っていた。
もう頭真っ白になり、すべての足どりをたどるが、幾ら探しても無
い。どこで無くしたかもわからない。経験の無い事に着手で、何も
かも初めてでわからず、全財産も持ち歩いていたと。すべて失うな
ら、これから先どうしていいかわからない。もしかして御心を間違
ったのか。絶体絶命の中、祈りに祈り、何時間も祈り続けた。

こんなに祈った事は無かった。祈り続ける中、どうなったとしても、
主がおられる。「決してあなたを離れず、また、あなたを捨てない」
と言われる。どうなっても、良くして下さると思えて、心が落ち着
いて来た。すると電話が鳴り、警察からだった。良い人に拾われて
いた。人生、何が起きようと、頼るべきお方がいる。窮地に必ず御
手をのべて下さる。まず、主を呼び求めよう。確かに答えて下さる。
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失望と落胆に沈む時、主を呼び祈ろう。この現状のなかで「しかし
主よ。あなたはとこしえに御座に着き」の、主が聞いてくださる安
堵を得る。主はいつも真実であわれみ深い。