2016年02月20日(土)

「あなたがたが神のみこころを行なって、約束のものを手に入れる ために必要なのは忍耐です」ヘブル10:36


祈りには、すぐに答えを得て、聞かれる祈りがある。が、時間をか
けて、忍耐をもって祈り続けることが必要な祈りもある。まず第一
に、「求めること」が必要だ。まず祈らなければ、何も始まらない。
「あなたがたのものにならないのは、あなたがたが願わないからで
す」。まず「願え」と言われる。

だが、願い始めると、その祈りがなかなか叶えられない事を経験す
る。もしや悪い動機ではと、動機を探るが、特にとがめは無い。し
かし、しばしば祈り続ける事にうみ疲れてしまい、途中でやめてし
まう。神は、時に「待つ」ことを教えられる。私たちは、待つ事が
好きではない。苦手だ。すぐに結果が欲しい。

だが、聖書には何度も「主を待ち望め」と出て来る。すぐに祈りの
答えを得たなら、「信じて待つ」必要はない。逆に言えば、忍耐を
養われ培われる事がない。なぜ、神は待たせられるのか。一心に答
えを待つためには、信仰が必要だ。主への信仰があるから待つこと
ができる。求め続ける事ができる。

信仰の土台に御言葉がある。アブラハムは、満天の星を見せられ
「あなたの子孫はこのようになる」と神の約束を受けた。彼のから
だも、サラも胎が死んでいるのを認めても、神には約束を成し遂げ
る力があると信じた。

神の時に、神の言葉は実現する。今までも、経験して来たのではな
いだろうか。「ですから、あなたがたの確信を投げ捨ててはなりま
せん。それは大きな報いをもたらす」。

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祈りは、忍耐を持って祈ることがどうしても必要だ。すぐに答えら
れる祈りがあり、長く祈り続けた先に答えられる祈りがある。祈り
にうみ疲れた時は、その事を主に告げよう。そして主の語りかけに
耳を傾けよう。祈りを励まし、指針を与え、心新たにされる。