2018年04月21日(土) 「そして、ひざまずいて、大声でこう叫んだ。『主よ。この罪を彼らに負わせないでください』こう言って、眠りについた」使徒7:60
「そして、ひざまずいて、大声でこう叫んだ。『主よ。この罪を彼らに負わせないでください』こう言って、眠りについた」使徒7:60
人々への対応で忙殺される12使徒のために、助ける人々が選び出さ れた。その中に、信仰と聖霊に満ちたステパノがいた。不思議なわ ざとしるしを行なっていた。それが気に入らない人々は彼と議論す るが、どうにも対抗できなかった。そこで人々をそそのかし、偽証 させ、神冒涜の罪で議会に引っ張った。 そこでステパノは語り始めるが、彼の顔は御使いの顔のようだった。 イスラエルの歴史をずうっと語って行く。民はいつも偶像礼拝に陥 り、主は立ち返らせようとするが、それも拒み、とうとう最後には 正しい方を殺してしまったと。いつも聖霊に逆らっていると。する と人々は、はらわたが煮え返る思いで彼に向かって、歯ぎしりした。 聖霊に満たされていたステパノは、「人の子が神の右に立っておら れるのが見える」と。人々は耳をおおい、彼に殺到し、石を打ちつ けた。「主イエスよ、わたしの霊をお受けください」「主よ、この 罪を彼らに負わせないでください」と言い、息絶えた。彼は、なぜ 自分を殺す人々を赦す事ができたのか。 まず彼は「聖霊に満たされていた」とあり、自分を全く明け渡して いた人だった。自分の生涯に主の栄光が現される事を求めていた。 だから聖霊に満ちていた。そして主だけ見つめていた。「人の子が ・・見えます」ただ主のみを見ていた。私たちはどうだろう。赦せ ない相手だけを見続けていないか。 ますます赦せなくなる。まず自らを明け渡し聖霊に導かれる事、主 を見続ける事を教えられる。主を恐れない生き方は、人を恐れる (人の目を気にする)生き方でしかないからだ。 -------------- 主から目が離れると目に見える物や人に安心を求めてしまう。安心 できない人を恐れてやがて憎む。気づく度に祈りたい。何を見て行 くべきか、目を上げ主に求め続けよう。