2018年12月22日(土)

「彼らが主を仰ぎ見ると、彼らは輝いた」詩篇34:5



家にある寒暖計は、現在の温度を正確に示す。暖かくなると上がり、
冷えると下がる。霊的生活でも、同様の事が起きている。周囲の寒
暖に。状況に、正確に反応してしまう事だ。相手が暖かく親切であ
れば。こちらも暖かく愛深く接する。相手がいじわるで、きつく当
たって来るなら、こちらも冷ややかに反応してしまう。

これならすべてが相手次第になってしまう。相手が良い人であれば、
自分も良い人になり、相手がいじわるなら、自分もいじわるになる。
それでは自分が全く無い。相手にコントロールされている。そうな
ると、自分が怒るのは、相手が怒らせるからであり、怒るような事
を言う相手が悪いとなる。

すべて自分はいっさい悪くなく、相手が悪い、周囲のせいになる。
しかし、信仰によって生きるとは真逆のことだ。何があろうと、ど
うなろうと、人のせいにせず、環境のせいにせず、神を信じて生き
て行く。辛い状況のまっただ中で、相手のせいにせず、神が良くし
て下さること、最善をされる事、ご計画があること、愛して下さっ
ていることを信じて行く。

それが人に反応するのでなく、神に反応した生き方だ。神に向き、
御言葉に反応して生きて行く時、人依存から解放されて、自立して
行ける。周囲の気温に反応する「寒暖計」でなく、温度を調節する
「サーモスタット」だ。状況でなく、いつも主に、御言葉に心を向
けよう。

・・・・・・・・・・・
主から目を離すと、すぐに人に反応し、状況に反応してしまう。そ
して飲み込まれて、翻弄されてしまう。主を仰ぎ見ると、我に返る。
日々、主との地道な交わりを重ねて行くことが大切だ。交わりに生
きて行く時に、目を離している事に御霊が気づかせて下さる。