2019年01月22日(火)

「あなたの道を主にゆだねよ。主に信頼せよ。主が成し遂げてくださる」詩篇37:5



ある女性が結婚後、悩み問題にぶち当たった。嫁姑関係がギクシャ
クし、うまく行かず重苦しい日々だった。夫との関係も、いざ生活
を共にしてみると、思う以上に価値観や好み、生活習慣の違いがあ
り、悶々状態となって行った。夫の仕事は多忙を極め、話し合う時
間もなく、満たされない思いで一杯になり、不信感にもなり、相手
を責めてしまう。

又、そんな自分に自己嫌悪に陥り、罪悪感が来る。主の御前に赦し
を求めるが、そのしりから相手を責める思いがふつふつと湧く。苦
しみの日々を経て、行き詰まり、疲れ果ててしまい、もうこれ以上
やって行けないと思えた。姑との確執、夫と喧嘩ばかりの日々、も
う結婚生活を続けられないところまで、追い詰められた。

「主よ、助けて下さい。もうどうにもできません」と祈りは叫びと
なり、ギブアップし自分自身を明け渡した。するとその時、初めて、
今までも理解していると思っていた主の十字架が、真に自分の事と
して迫った。罪しか犯す事ができない自分だからこそ、自分のため
の十字架である事が身をもってわかり、心底からの悔い改めが与え
られた。

その時、今まで味わった事のない平安と喜びに包まれた。初めての
経験だった。祈る事は祈るのだが、ずっと自分で何とかしようとし
てもがいていた事に気づかされた。明け渡し、委ねる時に、主が働
かれ、主のみわざを見せられて行く。
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自分で何とかしようと頑張り、出来ないと自分の限界を知ることは
感謝だ。無理だと認めなければ主に明け渡すこともできない。平安
をもって無力を認めよう。主に信頼し、主に委ねていこう。