2020年01月22日(水)

「御霊によって歩みなさい。そうすれば、決して肉の欲望を満足させるようなことはありません」ガラテヤ5:16




主はアブラハムに、アブラハムから生まれる跡継ぎを与えると約束
された。そして子孫は天の星のようになると。しかし見えるところ
一向にその気配は無く、サラは自分が子供を産めないので、奴隷ハ
ガルによって、子をもうける事をアブラハムに提案した。当時の風
習であり、サラからの申し出であったので、そのようにした。これ
は人間的な思い、アイデアであった。

しかし祈りによらず、御霊によらない、肉の思いであった。肉の行
為は、必ずトラブルを生み、秩序が乱れ、混乱を生み出す。自分に
とどまらず周囲にも害が及ぶ。子供をみごもったハガルは高慢にな
り、女主人であるサラを見下した。するとサラはハガルをいじめ、
ハガルは辛さの余り、逃亡する事になる。そこで主が介入された。

ハガルは奴隷であり、自分で選択不可能な立場にあった。その事に
は責任は無い。しかし自分の態度には責任がある。肉による行ない
は、必ず問題、悩みが生じる。まず祈らなければ、人間的な思い、
意見はしばしば罠になる。人間的に最善と思える方法が、必ずしも
主の方法ではない。肉の判断、肉の行動への警告だ。

信仰生活において、まず祈り、主の判断、主の方法を求めよう。サ
タンはとにかく急かせて、焦らせる。私たちは早く結果が欲しいの
で、何とかしなければとの思いばかりが高じる。サタンはそのとこ
ろに働き、肉の行ないを誘発する。主は必ず導かれる。肉で動かず、
御霊の導きをじっと待ち望もう。主が成し遂げられる。
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肉の強い思いがあると主の御心か自分の思いかわからない。見たい
ように見て、聞きたいことを求めてしまう。心が空になるよう祈ろ
う。全く明け渡し主の判断を仰ごう。