2020年02月20日(木)

「そんな雀の一羽でも、あなたがたの父のお許しなしには地に落ちることはありません・・だから恐れることはありません」マタイ10:29



雀は、価値の無い、小さなもの、無力なもの代名詞のとして使われ
ていた。誰も気にも留めないような存在だ。アサリオンというのは
一番安い値段であり、最も安価な値で売られている雀も、「そんな
雀の一羽さえ、父のお許しがなければ地に落ちることはない」と。

御父の許しがなければ地に落ちないとは、こんなにも小さな雀一羽
さえ忘れられていない。主の目に留められている。つまり常に堅く
守られているのだと。ましてや、雀より遙かにまさっている私たち
の事を片時も忘れられる事はない。時に挫折感に襲われ、自信が持
てず、自分は無力であり、何の取り柄もない、役に立たない者と思
う事があるかも知れない。

しかし主の深いご愛が、主の慈しみのまなざしが注がれている。決
して変わる事のないご愛で愛して下さっている。私たち一人一人の
何もかもをご存じで、私たちの日々を、人生を支配し、見守り続け
て下さっている。「だから、恐れることはない」と。突然、何が起
ころうと、どんなに厳しい状況になろうと、決して恐れる事はない
と。

私たちは恐れでいっぱいだ。対人関係の不安、病気の恐れ、仕事や
経済的な事の恐れ・・。しかし主は深い慈しみの目で、見ておられ
る。誰にも見られず、理解されずとも、主が、慈しみのまなざしで、
じっと見ていて下さると思う時に、心に支えが来て、苦しい中も乗
り越えて行ける。
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簡単に落ち込みネガティブになる自分であっても、一羽の雀と共に
おられる主がその何倍もの愛と慈しみの目で見ていてくださる。思
い煩う時には、恐れることはないと主の御約束を思い起こそう。